引力 / ヤミアガリ
[YZML-06]
舞い上がる、引き寄せる 声が聞こえる、遠くから近くから。
2009年9月結成。ボーカル/キーボード/作詞を担当する青山香澄と、ベース/サウンドプログラミングを担当する今岡裕輔の2人で構成されるユニット。 透明感のある声、水面下に潜みながらもしっかりと存在感のあるピアノ、そして楽曲全体から感じられるユルいエレクトロ感。 満を持して2012年4月に東京へ上京し、同年年末に開催されたRO69JACK 12/13で見事入選を果たす。 | ||
Special Liner Notes
米村智水(KAI-YOU,LLC CEO) twitter:@TYonemura |
めっきりバンド、殊にインディーズで下北沢や新宿の小さなライブハウスを中心に活動する若手ロックバンドの類いを聴かなくなって久しい。
10代から20代前半というのは、本当に毎日ライブハウスに入り浸ったり、というか学業そっちのけで音響屋として働いたり、そんな権限や機材や技術を使ってレコーディングしたり、時々自分で楽器を弾いたりしていた。 あんまり聴かなくなった理由はいくつかあるけど、上述したような活動をしているバンドというのは、これまた上述したような理由で、自分にとっては青春的な何かがつきまとう。知らず知らずのうちに自分はその青春的な何かから自然と遠ざかっていった。 職業にもしなかったし、そういう選択をしなかったからこそ、趣味にもしなかった。そういう選択の岐路は絶対あって、そしてそれはまったく劇的なものでなく、ともすれば瞬間的で、気付いたら自分に最適な方向に進んでるものだと思う。 そんなことを朝6時の仕事明けに思い出してしまった。今、オフィスのソファーでも誰かが寝息を立てていやがる。ちなみに時間を操作する能力は『ジョジョの奇妙な冒険』でも常に最強クラスであり、音楽もまた然りである。 |
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けーしん twitter:@keisin |
ひとりの人間の成長を見ているかのよう。 一日かけてじっくり聴いていたい曲。 1曲目と2曲目は散歩しながら、電車のに乗って外の風景を見ながら聴きたいし、3曲目は日が暮れ始めた頃に、4曲目は日の出の時刻に聴きたい。 時間の流れを感じさせる曲っていいですね。 今までのゆざめレーベルの中でダントツで好きなアルバムです。 特に4曲目のリピートが止まらないです。 |
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kevin mitsunaga (fhána, Leggysalad) twitter:@kevin327g |
朝、光、大気圏、水蒸気の淡い香り。
突き抜けるように爽やかな1曲目を耳にした瞬間に僕の脳裏にはそれらが浮かんだ。 4曲目を聴き始めると、それが確信へと変わった。 朝起きてから、夜眠るまでの一日を疑似体験したような錯覚に陥るこのEPは、ポップスとしてもとても上質である。繰り返し聴きたくなる魅力が溢れている。 さて、もう一周「一日」を体験しよう。 |
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snug murk |
今までゆざめレーベルからリリースされた音源の中で一番クオリティ高いのではないでしょうか。なんでこれ無料なの,って思わず聞いてしまいたくなります。良質なエレクトロニカでありポップ。リリースより先に音源をいただいたのですが,すっかりハマってしまって何度も聴いています。すごく丁寧につくられて,優しい。朝にも夜にもマッチするし,わりと誰にでもオススメできる。こういう音楽ってなかなか出会えないので貴重だと思います。ヤミアガリは精力的にライブ活動を行っているようなので是非観に行ってほしいですね。
物販に置かれているであろう,2012年にリリースされた「月と電池」もオススメですよ。 |
Thanks!! Your Liner Notes
▼ボーカルの適度に力が抜けているところがいい。曲は爽やかな印象。車の中とかでかけたくなりました by @BTBone
▼快速急行電車に乗って、少しだけ遠くの町にいきたくなるような感覚 by @ghostlight_jp
▼深淵から始まる新世代の新しいポップスの形、今までありそうで実はなかったバランスの楽曲になっている、これは素晴らしい by @parallelst
▼胸がはずんで、踊って、結局少しさみしい。まるで童謡を歌うかのような伸びのある声のボーカルが、夕方の焦りのように聞こえます。思わず駆け出したくなるような転調で恋に落ちる4曲です。 by @tebasakidaisuki
▼ボーカルの軽やかな歌唱を支えるエレピとうねるようなベース, そして全編を通して鳴っている粒子感のある電子音たちがとても心地良い夏っぽい作品です。夏が終わる前に、よく冷えたスイカなどと一緒に、皆さんもどうぞ。 by @neccor
▼心弾ませる、踊るようなポップさで奏でられるベースやドラムやキーボード。素朴で軽やかで伸びのある、でもちょっぴり切なげなボーカルの声。絶妙なバランスの上に現れる、聴き手の心に届けられる”何か”が、ここではないどこかへとぼくらを動かそうとする。そう、これはぼくらの背中を押し、どこかへ向かわせる音楽だ。電車に乗って、車に乗って、自転車を漕いで、歩いて。せっかくの夏だ、方法は何でもいいし、目的地がなくてもいい。さあ出かけよう、勿論この4曲を聴きながら。 by @triverk 1|2
▼連作の短編小説のような、移ろいとポップと一握りの儚さを内包した音楽たち。夜から朝へ、ぼくらのきもち、雨の日に見る晴れ間、歩く速度は増してゆく。それぞれの移ろう音像は「夏」という季節を添加され、ぼくらの8月を加速させます。@madoromirecords
▼きめ細やかでカラフルな疾走感が溢れる、儚く唄いながらも後味爽やかなエレクトロニカ作品。 by @orange_plus_me
▼ポジティヴレコーズからもリリースお願いします、と思わず言いたいくらい好みなポップソングです。 by @monsiurbeat
▼海の底で小さい女の子が独り、泣いてる。 そこにお迎えが来て、一緒に空を探しに行くの。 小さな希望と大きな不安を織り交ぜて、ほんの少しの光が欲しくて、白黒とカラフルを繰り返し、空が見たい。 そんな景色。 by @chiaki_prinism
▼じわっと始まり、柔らかく、気持よく盛り上がっていくのが印象的でした。 by @bb0yysk
▼パイナポー入りの酢豚が食べたくなった。(空腹) メランコリックな酢豚好きにオススメします。( ´ ▽ ` )ノ by @YusakuHarada
▼楽曲のクオリティ,音のクオリティ,いずれにも驚かざるを得ない…ゆざめレーベルをもう1つ上の段階に押し上げてくれるであろう確信に満ちた音が詰まっています。これは売れる,と無責任には言えないけれど「自分なら間違いなく買う。」とは言い切れる。 by @affable_noise
▼優しく入り込み、気付けば耳が、頭が、身体が、心が、何度も何度も求めてしまう。白黒と極彩色が綺麗に襲い掛かる。まるで恋。 by @suzuno_o_sign
▼外はお出かけ日和。そんな日に都会からは少しだけ離れた小さなライブハウスでゆらゆら絶え間なく体を揺らしていたくなる。それこそ、ゆざめしちゃうほど長く。それでも決して体は冷えきらない。そんな幸福。 by @knot_10ch
▼透き通ったサウンドと歌声のじわじわ織りなす風景にどっぷり吸い込まれるかんじ?そんでたまに言葉がサクっと胸に刺さる不思議な楽曲ですね。 by @FQTQ