Hanabie no koro / Kakurenbo
[Rec’d-13]
舞い上がる。 花の香り、 木々のゆらめき、 風にさざめく野原、 目を瞑れば宙に浮く。
草の名は 知らず珍し 花の咲く 森博嗣の作品中に「住まいは田舎がいい、森と日溜まりでひと寝入り、飛ぶ鳥、稲と日照り、まだ独りもいいが、家内はいます」という一文がある。 この一節だけで、その世界の情緒や空気感を表現し言葉の美しさを再確認できる。言葉や文字は意思疎通を図る為だけにあるのだとしたら、この世に小説や詩などの文学は生まれなかっただろう。 そんな日本語の美しい世界観や響きを音楽で表現するアーティストがQuoiとMadokaによる「Kakurenbo」というユニットだ。 かつて、迷われレコードからもE.P.をリリースしたこともあり、儚 言葉や文字は文学に限らず、回分、アナグラムなど言葉遊びといった面白い側面も持っている。
Kakurenbo Web | Twitter | Soundcloud | Bandcamp Madoka Quoi
|
||
|