Atmospheric Compositions / chimmoku

[Rec’d-02]

それは、自然にそこに在る

それは、寂しさ
それは、悲しさ
それは、侘びしさ
それは、昏さ
それは、明るさ

chimmoku a.k.a 山口真（Makou/ムジカデリク/0x000m）
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今だから書けることがある。

彼の作品については一度、chimmoku E.P.をリリースした際に言葉にしたことがあった。しかし、その際に言語化することにたくさんの制限があったのだ。

先日、ニュースリリースでも告知したように、chimmokuとして活動している音楽家、山口真はかつてMakouという名のサウンドメイカーとして名を馳せており、また現在でもVocaloidを使用した楽曲ではMUSIKADeLIK（ムジカデリク）というアーティスト名で知られている。

そう、これら幅広い楽曲は、全て一人の手によって生み出されていたのだ。このインパクトについてはchimmoku E.P.リリース当時はあまり公にはしておらず、そこまで語られることはなかった。

ここまで長年、多角的に音楽について見つめ合い作品を生み出してきたアーティストはあまりいない。しかも、chimmokuの作品を通して受ける印象としては、彼の音楽の旅はまだまだ続くように思える。

そんなchimmokuとして初めての作品となったこのAtmospheric Compositionsを聴いて、彼の音楽の旅路を共に味わってみるのはどうだろうか。たまにMUSIKADeLIKという寄り道をしてもいい、原点の街、Makouの楽曲を振り返ってみるのもいいだろう。

音楽の旅人である、山口真の世界を一人でも多くの人に見てもらいたい。