[LBN010] qia songs / N-qia

[Rec’d-01]

揺らぐ声、うつろう音

聞こえる旋律は現実なのか幻なのか

存在が揺らめき、浮かび上がり静かに響く声

昨年2013年10月にSerph名義での活動でも知られているTakmaとNozomiによるユニットであることを公表しVirgin Babylon RecordsからCDをリリースした、N-qia。

N-qiaはゆざめレーベルの処女作「ゆざめコレクション #1」にも楽曲が収録されており、そんなN-qiaの原点といっても過言ではない作品である、イタリアのLa bèl netlabelから2011年7月にリリースされた「qia songs」を紹介したい。

Serph=N-qiaということを知らずに聴いたこの4曲に衝撃を受けたことは今でも鮮明に覚えている。それはなんと言ってもボーカルとサウンドの相性の良さだった。

こんなにもボーカルを引き立たせるサウンド、そしてこんなにもサウンドを引き立たせるボーカルが一つの楽曲の中で共存していることは、音楽として奇跡に近い。

Serph=N-qiaであるという事が知られた今だからこそ、N-qiaはNozomiの歌声とTakmaによる幻想的な電子音楽のシンクロによって生まれる神秘的な音楽だということを、この作品を通して改めて感じて欲しい。